Careful of a flash 2 いつも冷静な龍介が、肩で息をするほど冷静さを欠いているのを見るのは 何時以来だろう? に告白した時だって、落ち着いていたのに・・・。 俺はを膝の上に抱えたままで、しばし固まった。 「りゅ・・・・龍介、おかえり。」 俺よりも早く今の状況に目が覚めたのか、がいつもより小さめの声で 龍介に言葉をかけた。 「・・・・あぁ、ただいま。」 応えた龍介のそれもぎこちない。 は俺の膝からするりと降りると、多少乱れていた髪と衣類を整えた。 戸口に立ったままでいる龍介の横を通って部屋から出て行こうとした。 そのの手首付近を龍介が捕まえる。 細い手首は、龍介の手が1周しても余るくらいだ。 「放して。」 冷たくは無いけれど、どこかで怒りを含んだの声がそう告げた。 龍介はそれを無視して俺の部屋に入ってくる。 もちろん、掴んだままの手首は放していない。 も引きずられるように戻ってきた。 龍介はベッドに腰掛けている俺の横にを座らせると、 自分自身は俺の椅子を引き寄せて腰掛けた。 手にしていた写真誌を俺たちの目の前に差し出した。 「2人ともこれ見たんだろ?」 顎で指し示すのは、一番大きい見出しのところ。 俺とはお互いに顔を見合わせたが、何も言わなかった。 「まったく、真に受けてんじゃないだろうな? この日は、このタレントさんがホステスをしている雑誌の対談で、 会っただけなんだよ。 その後、向こうは本人とマネージャーと付き人、 こっちは、僕と担当の人と5人で少しだけ飲んで店を出たところだと思う。 お互いに隣に人がいるっていうのに、此処だけうまくトリミングされてる。」 龍介はそう一気に喋り捲った。 「で、お2人さんは僕がいない間にここで何をしようとしてたんですか? まあ、ドアを開けたときの2人を見てたら何も言わなくても分かるけど、 あれは無いと思うんだよね。 そりゃ、こんな写真撮られてる僕にも原因があるんだろうけど、 だからってやっぱりあれは無いだろ? 今まで口約束さえしなかったのは、 拘束するような約束はやめておいた方がいいだろうと思っていたからだ。 だけど、かれこれ4年くらいになるのか、今まではこんなこともなかったけれど これからは誤解とかもありえる話だからね。 だったら、今ここできちんとしよう。 『愛し合うのは3人で。』ってことで。 まあ片方が何かの理由で欠けるときは、了解があればいいだろう? 僕と鷹介がを欲しいと思う気持ちに差が無いならば、 そんなに長い間は我慢も出来ないだろうし・・・。」 そう言って龍介はに向かって手を差し出した。 が俺を見て、了解を求めるような視線を投げかける。 その手を取っていいよと言う代わりに、軽くうなずいた。 龍介が改めて言わなくても俺は出し抜いたことなんか無いから、 正直に言えばどうでも良かった。 でもにはこうして口にしたことで伝わっただろう。 俺たちが2人でを愛していると言うことが。 龍介はを向かい合う形で膝に乗せ抱きとめると、顎を捉えてキスをしている。 雑誌に記事が出たことは、俺には少しも悪いとは思っていないだろうが、 にはショックだったろうから、それを何とかしようと思ってのことだろう。 優しく背中を撫でながら、キスは深いものへと移っている様子だ。 龍介が閉じていた瞼を上げて俺を見た。 何が言いたいのかが分かって、俺は浅く腰掛けていたのをやめて ベッドの壁際へと移った。 それを見て龍介がを膝に乗せたまま抱き上げてベッドへと移動してきた。 俺の脚の間にを降ろすと、今度は俺がを少し後に向かせてキスをする。 龍介にされた後での唇はもう柔らかくて熱かった。 両脇の下から手を出して、の胸を服の上から触る。 優しく撫でるようにすると、それに応えて胸が震えたような気がした。 俺がの気を散らしている間に、龍介はのジーンズと下着を足から抜き去る。 それにあわててが動こうとするけれど、俺の腕がそれを許さない。 抗議の声を上げようとしてもキスに飲み込まれてしまう。 下半身が裸になったところで、両足首を持って大きく広げている。 「やっ、やだ・・・・龍ちゃん。」 キスから無理に逃げて、は足を閉じようとする。 「駄目だ。」 龍介が両膝に手をかけてもっと広げると、その間に身体を割り込ませる。 腰をつかんで引き寄せると、すでに濡れている花弁を上向かせてそこに口を寄せようとした。 それに気づいてが手で防ごうとする。 「、龍介は記事のことを詫びたいんだよ。 だから、邪魔しちゃ駄目だ。」 そう言って両手を身体の後ろで交差させて片手で拘束した。 細く柔らかいの手首は、片手でも余るほどだ。 力を入れすぎると傷つけそうだ。 逃げられない程度に力を入れつつ優しく持ってやる。 の両手の自由を奪ったことで、龍介はやりやすくなる。 片足を手でもう一方を身体で押さえると、花弁に空いている手を添えて開くと、 蜜に濡れている奥に舌を這わせた。 の身体が反応して、腰がはねる。 龍介が立てる水音が恥ずかしいのか、俺が触れている頬が熱くなる。 「、見てあげなよ。 あのプライドの高い龍介が、の可愛いところを舐めてるよ。 龍介にこんなことさせるのは、だけだね。」 キスから開放してやったの口からは、甘い嬌声がこぼれる。 瞳を閉じてしまっているの耳元でそう囁いてやると、 おずおずと自分の足の間で愛撫する龍介を視界に入れた。 「龍、もう・・・やめて。 このままじゃ、おかしくなる。」 哀願するような言葉を口にして、の身体が桜色に火照ってきた。 「、いきたくなって来たのなら龍介に頼んで指を入れてもらう? それとも 俺も触ってあげようか?」 俺の問いに否定するようにが首を横に振る。 その動きに合わせて揺れた髪の毛が、俺の頬を撫でる。 肩を押さえていた手を、前に回してブラウスのボタンを外し始める。 前を肌蹴ると汗で気化したコロンがふわりと香った。 フロントホックのブラを外してやると、自由になった2つの双丘が零れ落ちた。 龍介の絶え間ない愛撫でにはもう抵抗する気は無いようだ。 可愛い声で鳴き続けている。 後ろ手に捕らえていた手を放してやっても両手はだらんとその場に 下がったままで動く気配が無い。 それを確認してから、肩からブラウスとブラを抜き去る。 火照って暑いのか腕を抜くときはも協力してくれた。 一糸纏わぬ裸になってしまっても もう感ずるままに力を抜いている。 「、すごい可愛いよ。 もっと感じていいからね。」 そう声をかけてから、呼吸と共に上下している胸に手をやる。 今日はまだ触られていなかったそこは、両手で包んで揉んでやると 待っていたかのように中心を尖らせた。 「、触って欲しいって言ってるみたいだね。」 親指と中指でその頂を優しく摘んでやると、上半身がびくっと震えた。 龍介が何事かと顔を上げる。 今までは龍介の頭で見えなかったそこが、見えるようになって 俺の腰にぞわりと視覚での刺激が送られた。 龍介は片手をそのままの中に入れて動かしながら、 もう一方で華芯を捕らえて刺激し始める。 「、鷹介に胸を触られて気持ちいいんだろ? の中、凄い反応しているよ。僕の指、痛いくらいに締めて来るよ。」 龍介はに顔を近づけると、嬌声をあげている唇を舐めた。 「りゅう・・・・すけ?」 「ん、もっと欲しい?」 龍介の言わんとしていることが分かったのか、がコクンと頷いた。 龍介の両手がの華を離れた。 指が抜かれると「あぁっ。」と残念そうに声を漏らす。 龍介がゴムをつける間に、俺は片方の手を華芯に伸ばす。 もう柔らかく濡れているそこは、俺の指を濡らし膨らんでいる。 龍介がの両足を抱え上げて、猛って熱くなっているそれを 花弁にこすりつける。 それだけでも結構な刺激なのか、が白いのどもとをさらしてのけぞった。 花弁を押し開いてその奥のの中へと龍介のものが飲み込まれていく。 「くぅ・・・・。」と、が声にならないうめきを上げて眉間にしわを寄せる。 その快感と苦痛が俺にも伝わってくる。 全てをの中へと差し込んで、龍介が息を吐き出した。 それを見計らって、俺は華芯に置いたままの指を動かし始める。 龍介の入っているの入り口を触ると、2人の身体の震えが指に伝わる。 2人の反応が自分のことのように嬉しい。 傍観者でもなく、当事者でもない中途半端な位置なのに、 不思議と疎外感は感じない。 の限界が近くなって、俺の腕にすがるようにつかまる。 そのあがる嬌声も艶かしい表情も全て龍介と2人で分けなければいけないものでも、 少しも嫌だとは思わない。 俺の中では当然のことのように受け止めている。 そして この後交代して俺と同じ状態になる龍介も同じように思うはずだと、 確信している。 理性を飛ばして快感に身をゆだねるの耳元に「、愛してる。」と囁くと、 「私も・・・・。」と応えて、その細い身体が震えた。 |
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